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南越前町担い手農家インタビュー「私たちの営農💪」その10

2022.03.22
仕事

その10 喜村喜代治さん

品目 米・麦・そば
面積 米 8.3ha 麦とそば2.6ha
場所 久喜
特徴  普通の米の作りかたをしています、いちほまれは作っています。

現在の課題について教えてください

米の値段です。独立して7年やってきましたが、米の値段が一俵(60kg)3,000円下がると400俵出すとして120万円近く収入が減ります。これは持論ですが主食米というのは食べる総合計が決まっているので、米の値段が下がったからといって多く売れるわけではないと思います。もし、米が安くなったら、米を多く買うようになりますか?家計は助かるかもしれません。国内で余っているなら援助米でもなんでもして値段を維持するべきです。

採算が合わなくなったら、農業をやめるしかないです。農家が農業をやめると農地が荒れていきます。農家はみんな我慢強く(値段が下がっても)黙ってきましたが、赤字になるならやめるしかないです。だから本来は農家が声を上げなければならない問題だと思います。

 

アルバイト等の雇用状況を教えてください

草刈りを集落の左官屋に頼んでいます。もちろんアルバイト等の賃金は出せます。他、短期間かつ人手のいる仕事は集落の人に頼んでいます。

スマート農業について教えてください

やはり、やるためにはお金がいります。自分は家にいてGPSでやってくれる分には楽でいいですけど。

 

専業農家で生活するためにはどのようなことをすればいいでしょうか

最初は仲間内で農業をやっていました。そのうち、機械を自分で所有してやりたいと思い始めて、自分でお金を投資してやるようになりました。

これからは、米農家として生活するために機械、米の乾燥施設が必要になってきます。自分の力で米を売るために精米しなければなりません。

農繁期は土起こしに始まり田植え、水管理、稲刈りがあるので忙しいです。一方米を出してしまったら、シーズンオフはゆっくり出来ます。

 

農業への思いをきかせていただけませんか

自分の作った美味しいお米が食べられることがなによりの喜びです。1俵(60kg)1万8千円なら生活は苦しいけどやっていけないことはないです。少し話は逸れますが、農地は他所からやってきた人(組織)にだけに頼ることは出来ません。地元の人が自分たちの農地を自分で守るようにしなければと思います。その思いで自分なりに一生懸命にやってきました。そして、これからは真面目で若い農業者が活躍する時代です。若い農業者が出てこなければ農地は守っていけません。

 

 

 

執筆 中谷

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